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piada(ピアーダ)

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flute,piano,celloのトリオ

第一回 楽曲裏解説

志宏です
{最初にお断り}
そもそも音楽に解説は必要か?(根本的には必要ないと思いますが)
ということに論点を置いてしまうとなかなか話が進まず
この企画が台無しになってしまうので、
軽く、随想風にやっていこうと思っています

これより、早くも名盤の噂も立ってるというpiada 1st album『繪本図書館』
に納められている珠玉の楽曲達を、ありったけの愛を込め、更にメンバーならではの鋭い洞察力、また一個人として独断と偏見を持って懇切丁寧に解説したいと思います
基本的にまだCDを手元にお持ちになっていない方には少々取っ付きずらくなってるかもしれませんが、この裏解説を読んだあとにCDを手に入れてじっくり鑑賞するというのも相当オツなことになるであろうということを信じているわけです。

第一回目に取り上げる曲はCDの2トラック目
[霜月]
作曲は不肖わたくし
忘れられないのはこの曲を書いた日、piadaのリハだったんだけど領君が歯茎から出血して更には熱まで出して真那美と二人だけでリハをしたことかな。
領君は大雨が降ろうと槍が降ろうと(雨を降らしているのは彼であることが多いのですが、、、)リハを休むことは無い人でこの日も「行く」と言って聞かなかったんだけど、取り敢えず仕事も立て込んでそうだったので、一喝して休ませました。
なのにリハの場所は、領君の実家でしたね。
ちょいと微妙な空気かと思いきや、ふつうに領君の部屋で主不在のままいつもどうり進めていました。
ガサ入れのようなことはしてないから安心してね。

この曲は別にcelloをフィーチャーするつもりで書いた訳ではないのですが、全編にわたってサウンドの核心部を奏でてくれてます。うっとり。
サビの部分は弦カルテットでアレンジしてみたいです。
celloがメロディーで後ろで木管のアンサンブルも素敵かも。
何となくうっとり。
どうやら結構難しいらしくライブでも一時期寝かせてる事もあったのです。
真那美君、いつもお疲れ様。
素敵な出音の裏側には、演奏者の間断の無い工夫と情熱と努力等が混在して、言葉や(ましてや数字や記号に)置き換えられない何かがあるのです。(たぶん)
混在していながらも演奏者は「音楽をする」という一つの行為に没頭していくのでしょうか。


去年の11月は急に冷たい風が吹き荒んだり、その翌日には雲一つない青空が広がったり、葉の紅葉が存外長い間色付いていたりとたくさんの表情を見せてくれたひと月でした。
11月は例年の掟で、いつも忙しいんだけど、外を歩くたびに「11月ってこんなんだったけか?」
という印象があった気がします。

今年、来年、再来年、再再来年、もっと先の11月にこの録音を聞くと、
ひょっとしたらそれぞれ違った聞こえ方がするんだとしたら、
『霜月』は本当に素敵な曲なんだろうなと思えます。

年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず。

「同じからず」の「人」に依って、「花」も「相似たり」だったり、もしかしたら「同じからず」だったりすることもあるはずなのです。
ーーー了ーーー
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by piada | 2006-05-28 04:03 | 楽曲解説